お役立ち情報⑩退去時のエアコンクリーニングについて

エアコンの日々のメンテナンスは入居者が負担することになります。大家さんは勝手に入居者さんのいる部屋に入る訳にはいきませんので、日常のフィルターの掃除などは入居者さんが行う必要があります。

【入居中に使っていて壊れてしまった場合】

明らかに古くなって壊れてしまったエアコンの交換などは大家さんが負担することになります。

エアコンと言えども、それは水道の蛇口や、湯沸し器のように賃貸マンション・アパートの重要な設備になりますので、それらが壊れたら大家さんが直さなければなりません。

理由は、大家さんの方が入居者募集中の説明欄などに「エアコン付き」などをうたって募集していることが多いからです。

しかし、入居時にエアコン付きでも「入居中に発生した故障の修理費は入居者負担」という可能性もゼロではありません。また壁掛けのエアコンの平均的な寿命は大体8年～10年と言われていますので、それらも含め後々もめる要因になりますので、契約前に入居者さんはしっかり確認を取った方がいいでしょう。

【※こんな時の故障は入居者負担】

入居者がエアコンクリーニング業者に依頼して内部洗浄をしてもらったり自分で掃除をしてエアコンを故障してしまった場合は、入居者が修理・交換費を負担しなくてはいけません。

エアコンのクリーニングはエアコンの故障が起こりやすいため、もしエアコンクリーニング業者に依頼する場合はきちんと損害保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。

日常の清掃は入居者が行わなくてはいけませんが、部屋を退去する時入居者がエアコンクリーニングを行うべきなのでしょうか？それとも大家さんの負担になるのでしょうか？

【契約書に入居者負担と記載がないのなら大家さん負担】

原則として賃貸マンション・アパートの設備は大家さんが負担して数前することになります。これは国土交通省の原状回復ガイドラインに沿った法律になります。

また原状回復工事に必要な費用である「敷金」を前もって支払っていますので、エアコンも退去したあとに、大家さんが自分でエアコンクリーニングを業者に依頼をするのがあるべき姿です。契約書にエアコンクリーニングの負担の記載がない場合、入居者さんは支払い義務がありませんので退去時に負担することはありません。

しかし、契約時に「退去の際、エアコンクリーニングは入居者が行うこと」と特約などで入っている場合は入居者さんが支払うことになります。

それを納得されたうえでの契約ですので退去時に「聞いていない。」などの理由は法律上通らず守る義務があります。ん。エアコンクリーニングだけでなく畳屋ふすまなども入居者負担になる契約が多いです。そのためエアコンクリーニングが入居者負担であるとした契約の場合は、きちんと業者に頼むなりエアコンクリーニングを行い退去するようにしましょう。

このページではエアコンクリーニングの負担について簡単ですがご説明いたしました。ご不明な点がありましたらお問い合わせください。最後までお読みいただきありがとうございました。